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名古屋で活動中のバンド「telescope」(Vo.)テラモトが、徒然と、ぐだぐだと、あることないこと綴ります。 telescopeにのめりこんで、前のめりで駆け抜ける日々を。そして時には、前のめり過ぎて転んでしまう様までも、余すことなく赤裸々に書いていきます。
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さてと。今夜はふと予定が空いたので、思うことを書き連ねてみます。
 
 
 
 
 
 
 
最近、ユニコーンの「すばらしい日々」を歌う機会があった。
 
 
なんだか、難解な歌詞である。
 
サビだけとってみても、
「すばらしい日々だ」と言ってるそばから「すべてを捨てて僕は生きてる」なんて、
ネガティブワードでカウンターパンチを食らわせてくる。
 
すばらしい日々の「すばらしい」が、斜に構えた表現であることは
歌い手を思い浮かべればなんとなく想像もつくのだが、とにかく不思議だ。
 
 
意味が通じるようで通じない言葉たち。
でも、きっとなにか1ピース当てはめると、すべての辻褄が合うんじゃないかと期待させる言い回し・・・。
 
ぼくはもう「???状態」だったのだが、
 
なんのことはない。とある人からぽんと答えを告げられて、とても納得した。
 
 
 
そう。
 
この歌は、「脱退するバンドメンバーへ向けた歌」なのだそうだ。
 
 
・・・あー。なるほど。
 
 
勝手に歌詞全文をブログに掲載するのも、
いろいろ問題があるようなのでここには掲載しないが、
それをふまえて歌詞を読むと、ものすごく筋が通ってくる。
 
それと同時に、この歌がぐっと身近なものになった。
 
 
僕がバンドを始めたのは、周囲のみんなと比べるととても遅く、大学生になってからだ。
 
「こいつの生き方かっこいいな」と、尊敬すらしていた親友がいて、
その誘いに乗る形で、始めたのがきっかけだった。
 
 
そこからしばらく活動した後、僕自身が癇癪を起こして喧嘩別れのような形で
バンドを消滅させてしまったのだけど、
バンド解散してしばらくは、
解散にともなってその親友と離れてしまった侘しさや喪失感を、
ただただ肯定することで紛らわそうとしていた。
 
まさに、「すばらしい日々」だったな、と思う。
 
 
ユニコーンは
「君は僕を忘れるから その頃にはすぐに、君に会いにいける」
とも歌うが、これもすごい的確な歌詞だ。
意味がちぐはぐなようで、とても共感できる歌詞。
 
 
 
あの親友とは、バンド解散来疎遠になっていたのだが、
最近ようやく普通にあって話せるようになってきた。
どこから湧いて出たともしれない「わだかまり」も、和らいできた
この前も、京都旅行に行ってきたばかりだ。
イェス。
 
 
そう。あの歌詞の通り。
「君」が、あのころの「僕」を忘れたから、
「すぐに会いにいける」ようになってきた。と、いうことだ。
 
 
ここまで読み解くと、涙なしでは聞けない曲にまで脳内でブラッシュアップされてしまった。。。
 
 
 
 
わけのわからない歌詞が、ひとつのピースでこれだけ共感できる歌詞になるなんて。
 
 
ほんと、「うた」ってのは、おもしろいモノです。
 
 
 
 
 
 
・・・最近の歌詞は、ストレートすぎてつまらない。
なんて、誰かが言ってた。
 
1から10まで説明しやがって。
なんて、僕も思う。
 
でも、小難しいこと言ってても伝わらないってのもわかる。
伝えたいことがあるのなら、簡潔に、正確に、するべきなんだろう。
 
某「音楽業界関係者」の人に、
10秒聞いて、意味がわかって、感動させて、カラオケで自分も歌いたい!
って、思われなきゃダメなんだって言われたこともあったな。
それは、正しいことなんだと思う。売れやすい曲を作るには。
 
 
でも、僕は、何回も聞いてるうちに、違う角度から違う画が浮かぶような歌が好きなんです。
 
歌詞も、メロディも、構成も。
 
すばらしい日々は、なんだかその間を奇跡的なバランスで歩いて行く曲だなぁと思うのですが。
 
 
telescopeで、うまくそういうのをやって行けないだろうかなー。
 
今夜も、悶々と考えてみます。
 
まずは、歌詞からかなぁ。
 
がんばろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・そういえば、余談ですが。
 
telescopeの『ポストマン』という曲の歌詞。
 
 

 
その中で、
 
「お手紙」=「彼からの手紙」であることを際立たせるために「お」を付けている事は、
 
割とみんな気づいてくれるのだけど、
 
http://telescope.okoshi-yasu.com/songpostman.html
 
☆☆☆
 
でも・・・
するり 逃げ出す風景
ついに 君に彼からの手紙
大事に
君に届けるよ
 
素敵に笑い出して
「お手紙」を抱きしめる君の
背中に恋をして
僕は頭をかく
 
☆☆☆
 
という後半の歌詞。
 
ここで彼からの手紙を「手紙」と「お手紙」それぞれで記している意味。
 
使い分けている意味をを解釈して、理解してくれていた人がいた時は、
 
嬉しくて鼻血出そうになったわ。
 
気づかれなくても、自分がわかってればいいや、くらいに思っていたから(笑
 
 
 
また、鼻血出しそうになるくらいの快感を求めて、ひねり出したいと思います。
 
 
 
 
長々、ぐだぐだ、徒然なるままに、寺本でした。
 
 
 
 
 
 
 

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プロフィール
HN:
テラモト@telescope
年齢:
39
性別:
男性
誕生日:
1985/08/06
職業:
いろいろ
趣味:
趣味を探すこと
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