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名古屋で活動中のバンド「telescope」(Vo.)テラモトが、徒然と、ぐだぐだと、あることないこと綴ります。 telescopeにのめりこんで、前のめりで駆け抜ける日々を。そして時には、前のめり過ぎて転んでしまう様までも、余すことなく赤裸々に書いていきます。
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今日、劇団四季のミュージカル【WiCKED】を見てきた。 



出会いは大学1年生の頃。 

部屋のインテリア用に買った英字新聞に、WiCKEDの広告が載っていた。 

緑、黒、白が、色鮮やかに配色された、魔女の絵。 

緑色の魔女はなぜ薄笑いを浮かべているの? 

白い魔女は一体何をささやいているの? 

さまざまな興味をかきたてて、目が離せなくなった。 

そんなインパクトのある全面広告、それは、NYブロードウェイでのWiCKED公演広告だった。 


866652b2.jpeg


























あまりにも魅力的なその広告に触発され、いろいろ調べてみると、 
 


それは、「オズの魔法使い」をベースに作られたミュージカルということだった。 


しかも、ただの「オズの舞台化」ではない。 

オズの魔法使いに出てくる「良い魔女」と「悪い魔女」が、 

なぜ産まれたのかを示す前日譚だという・・・。 





当時まだ、「芝居」というものに対し「前時代的な地味な娯楽」なんつー 

とんだ偏見を抱いていたぼくは、その物語設定などに興味を抱きつつも、 

「映画化とかしてくんないかなー」なんて思い、 

「ミュージカル」そのものを見るという考えは持っていなかったと思う。 






ただ、そのあまりにも美しい広告は、僕の部屋の一番目立つ場所に貼られることになる。 

「映画化」を待ちながら・・・(笑) 





その後、僕は、とある素人演劇の舞台や、ミュージカル「ライオンキング」を見たこと、 



お笑いコンビ「ラーメンズ」に入れ込んだこともあって、すっかり「芝居」の虜になっていた。 





そして、部屋に飾られたWiCKEDのポスターに、違った思いを抱く。 

「日本で、ミュージカルWiCKEDやらないかなぁ。。。」 



そのうち、USJで、簡易版のWiCKEDが上演され始めた。 

見に行くべきか、迷う。 

早くWiCKEDに触れたいという思いもありつつ、 

どうせみるなら、全てを見たい。という思いもある。 

簡易版だと、セリフは日本語、歌は英語というちぐはぐなカタチ、 

さらに、時間短縮のために上演するのは一部の曲だけ、 

しかもどうしても細かい部分は端折った作りになっているらしい。 

いくら本場の役者さんが来て演じているとはいえ、引っかかる。 

テーマパークのショーなのだから仕方ないが、 

思い入れが強いだけに、そんな形で観るのは、嫌だった。 






2007年1月。 

そうして悩んでいるうちに、ニュースが飛び込んできた。 

あの劇団四季が、6月から東京でWiCKEDをやるらしい。 



それは、鼻水が出るくらいうれしいニュースだった。 



当時大学4年生。 

お金もなく、時間もあまりない中、夏休みを利用して、見に行くことにした。 

新作大型ミュージカルともなると、なかなかチケットも取れないのだが、 

なんとか、開幕から2カ月後の2階席をゲット!! 

同じ大学の親友(芝居好き)と2人、青春18きっぷを握りしめ、鈍行列車で往復14時間かけて、 

見に行った。 





ワクワクするようなダンスに、グッドメロディすぎる曲たちに、○億円するらしい舞台装置。 

なんといっても「オズの魔法使い」を下敷きに、いや、それをむしろ伏線に昇華した 

物語の機微に、すっかりとりこになってしまった。 





この日記のタイトル「物事を違う角度から見ただけさ」は、 

この作品を象徴するセリフだと思う。 


「悪い奴でも、善人でも、一皮むけばおんなじこと」 

「ポピュラーシンガー 政治家 大臣 人気なければ意味なし」 

「言葉を奪え」 

「恐ろしい共通の敵を与えてやればいい」 

「脳味噌詰め込んで、嬉しがるのはバカ」 


ファンタジーとは思えない風刺のきいたセリフたち。 

これらの言葉に少しでも引っかかりを覚えたら、 

このブログを読んだ人も、ぜひ、見に行ってほしい。 

(ちなみに、「オズの魔法使い」を知らない人は、一度目を通してからWiCKEDを見ると、10倍くらい楽しめるよー。) 



あの日以来、何度か東京まで足を運び、WiCKEDを観た。 

そのたび、新しい発見や解釈、伏線を見つけ、感嘆する。 

どうしても観てほしい、作品。 

WiCKEDは、僕にとってそんな作品なので、長々とブログに書いてしまいました。 






大阪、福岡を経て名古屋にやってきた愛すべき作品。 

なんと今日、千秋楽が発表されました。 


せっかく名古屋で観れるチャンスなのに。 

今行かないのは、もったいない。ほんと。 

あと何回か、見に行こう。 

エルファバとグリンダに会いに行こう。 


ちょっと、余韻に浸りながら、今日はもう酒でも飲んで寝ますかね。 





テンションあがってグダグダ思い出を書いてしまいました。 

「良い魔女」と「悪い魔女」にかけられた魔法で、いい夢見るとするよ。 

「悪いおっさん」寺本でしたー。 
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プロフィール
HN:
テラモト@telescope
年齢:
39
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男性
誕生日:
1985/08/06
職業:
いろいろ
趣味:
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